JCI JAPANグローバルユース国連大使 活動報告(前半)

活動レポート

2023年度グローバルユース国連大使の河西 穂の華です。
初めての投稿です!暖かい目でご覧いただけたら幸いです。

JCI JAPANグローバルユース国連大使とは、全国から選抜された青少年が、国際社会の抱える課題や日本と世界の違いを理解し、海外での交流を通してグローバルな視点を育むこと、また、次世代の民間外交の担い手を育成することを目的として、(公社)日本青年会議所が2011年度より行っている青少年育成プロジェクトです。

私は元々、アフリカ等の途上国の生活や文化に興味を持っていたので、その考えをより深められる!同世代の人たちで国際的な視点を持った人たちと学びをともにすることで、学校では得られないインスピレーションを感じる事ができるかもしれない!という思いで応募をしました。

ともに活動した仲間たちと、日本青年会議所麻生会頭

選考に通過し、オンライン研修を経て初めて対面した東京研修では4人グループで討論をしました。異なる視点から得られる新たな学びを感じたとき、勇気を持って応募をしてみて良かったと感じました。

国内研修で心に残っていることは、Misekaiの方が講習中におっしゃっていた「群盲像を評す」という言葉を聞いた時です。この言葉はインドの寓話がもとになって作られたと言われる言葉で、視野の狭い人が多く集まり、銘々の観点から理解したことを述べ、結果として物事の本質が見失われている状態を表したものです。
せっかく学びを得る機会を頂いたのに、視野が狭いままでこれからの国内外での研修に挑んではダメだ。と気を引き締めて研修にのぞめるきっかけ作りができた瞬間でした。

そして迎えたカンボジア研修をまとめると、気づき、学び、成長の研修だったと思います。
まず、カンボジアの空港プノンペン国際空港に到着し空港の外に出てみると日本でもよく見る飲食店やキラキラと光るネオンが印象的でした。「自分が想像していたよりも発展している国なんだな」と思ったことを覚えています。
しかし、都心から離れてみるとポル・ポト政権による虐殺の歴史を残したS21などの博物館で見る、悲惨な過去・貧困の状態。後発発展途上国と言われるカンボジアという国を身をもって体験しました。

一週間生活をともにしたカンボジアの現地の学生と最終日に行ったプレゼンテーションでは準備の過程で英語でのコミュニケーションや生活習慣など自分たちとは異なる考え方に正直戸惑いました。そして日本に帰りたいとも思っていました。
しかしふと「異なる考え方」とは自分自身の捉え方である ということに気がつきました。その時、自分の内面的に存在している自分とは違う。という無意識に貼られたレッテルに気が付き、「この差から逃げてはダメだ!」と感じたのを覚えています。


カンボジアでの研修は育つ国によっての価値観の差異に気づき、相手との関わり方を学び、共に学ぶ事で成長できた研修だったと言えます。
忘れてはいけないことはどの国も同じ人間で構成されたひとつのコミュニティだということ。 そして、そのコミュニティに差はあるものの間違いはないということでした。【後半の記事はこちらから

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